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7500形。平成17年に登場した北総鉄道の通勤型車両である。開業以来走り続けていた7000形の老朽化が進み、それを置き換えるために、8両編成3本が投入された。
基本的な構造は、京成3000形とほぼ同様で、前面と側面の帯が北総車であることを示す濃淡ブルーに変わっている程度。営業最高速度は、110km/hとなっている。
北総・千葉ニュータウン鉄道の車両の運用範囲は、全車が印旛日本医大・高砂・押上・西馬込/羽田空港間となっている。京成電鉄、都営浅草線、京浜急行線にも乗り入れる。印旛日本医大から東側区間への入線はない。また、京成電鉄本線の高砂以東の入線も営業運転ではないが、検査は成田市内の宗吾検車区で実施するため、回送列車としての入線は時々ある。
写真:京成電鉄本線 青砥・京成高砂間 2012.2.11 |
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7300形。平成3年に登場した北総鉄道の通勤型電車である。同年二期開業に伴う運用増に伴い、2本が製造された。同時期に登場した京成3700形とほぼ同一の仕様で、帯が濃淡ブルーになっていることぐらいしか、目立つ差はないが、当時は新京成線にも乗り入れていたため、同線用の無線装置も装備していた。京成3700形は、その後スカートを装備するようになったが、北総7300形は現在に至るまで、正面足回りはスッキリとしたままである。
平成15年からは、その京成3700形1本をリースされ、3本目が加わった。この編成は3801Fから7808Fと改称されている。落成当初からスカートを装備しているほか、種別表示器付近のフチがないなど、ほかの2本との区別がつきやすい。
写真:京成電鉄本線 青砥・京成高砂間 2012.2.18 |
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7000形。昭和54年の北総開発鉄道開業に合わせて登場した通勤型電車。(横から見ると)Σ型の前面が国内では前にも後にも例を見ない大変独特な形状である。今や当たり前となった、ステンレスの車体へのカラーフィルム貼付は、この電車が初めてである。室内は吊皮がなくなって代わりに握り棒が設置され、当時は千葉県内を細々と走るだけであったにもかかわらず、大いに話題となった。
当初は6連で登場したが、二期開業で都営、京成、京急線内に乗り入れるようになるため、平成2年より中間車2両を組み込んで8連化された。この増備車は側窓が固定式から2段開閉式に改められ、一目で判別できた。また、前後して車内には吊皮が設置された。京急乗入開始後ほどなく、先頭車は電動化されている。
北総開発鉄道の歴史とともにあった7000形だが、車体の腐食が早く進み、平成19年3月で全廃された。
写真:京成電鉄本線 青砥・京成高砂間 2007.3.4
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7260形。京成3300形のリース車である。北総鉄道には平成18年3月に入線してきた。京成時代からの主な変更点は帯色を赤と青の組み合わせから、濃淡ブルーの組み合わせになった程度である。貸し出されたのは京成時代の3316F+3308Fで、北総入線後には、高砂側から7268→7261と通しの番号が打たれるようになった。4連が2本つながった格好になっているが、分割して運転されることはない。
製造は昭和43年。東京の地下鉄に乗り入れる車両としては、最古参となった。この形式が最後の抵抗制御車であり、クリーム色の温かみを覚える車内とともに、昭和テイストを大いに感じる。
写真:東松戸・松飛台間 2011.8.10 |
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9100形。平成6年に登場した(現在の)千葉ニュータウン鉄道の通勤型車両である。翌年に控えた公団線(当時)印西牧の原延長に備えて8連2本が製造された。
走行機器は7300形や京成3700形と同様だが、前頭部は鳥の頭のように丸みを帯びたものとなり、裾も絞られて、柔らかめのデザインとなった。車体はステンレス製であるが、前面窓部は黒く塗られている。
車内は基本ロングシートだが、中間車端部にはクロスシートも設けられ、当初は2両に公衆電話も設置されていた。”C-Flyer”という愛称がつき、側面にそのロゴが記されている。
平成12年には印旛日本医大延伸に備え、仕様を若干変更した編成が一本増備されている。
写真:京成電鉄本線 青砥・京成高砂間 2012.2.18 |
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9000形。昭和59年の公団線(当時)開業に備えて登場した(現在の)千葉ニュータウン鉄道の通勤型車両である。当時は2000形と命名されていた。
7000形と同様の、外板のみステンレス製の車体となったが、前面は傾斜が緩いくの字スタイルとなり、貼られたフィルムも黄緑とオレンジのものになった。側窓は固定式から一段下降式になっている。
7000形と同様、平成2年から8連化され、先頭車が電動車化された。二期開業後に乗り入れるようになった京急線にも2000形がいるため、先述のように改名された。
現在も製造時の2本が活躍している。
写真:京成電鉄本線 青砥・京成高砂間 2012.2.20 |