東京急行電鉄

 東京急行電鉄は渋谷を起点とし、横浜に至る東横線と町田市中央林間に至る田園都市線の2本線を軸にし、渋谷区、世田谷区などに路線網を展開しています。まず鉄道路線を敷き、沿線に住宅地などを造成してトータル的に開発を進めていく手法は、関東では東急がハシリで、西の阪急と並び称されますが、以後私鉄経営の手本となりました。
 起点の渋谷地区の再開発が行われ、さまざまな不動産業にスポットライトが当てられますが、本業のほうも無論手を抜くことはなく、目黒から東京メトロ南北線、都営三田線に乗入を開始して東横線→日比谷線、田園都市線→半蔵門線に次ぐ第3の都心直通ルートを設定するなどして利便性の充実を図っています。また、東京メトロ13号線全通のあかつきには、東横線が渋谷を接点として相互直通乗入を行うことになっており、池袋方面へ乗換えなしで行けるようになります。
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写真上段左:
8500系。昭和50年に登場した田園都市線用の車両。昭和53年に開業した営団(現在の東京メトロ)半蔵門線乗り入れ用として製造されたが、最終的には平成3年まで作られ続け、400両もの大所帯になった。 東武鉄道伊勢崎線姫宮・東武動物公園 2007.1.8
写真上段右:
8500系。平成15年には半蔵門線が押上まで延長され、東武鉄道との乗入を開始したが、半蔵門線を介し、東武と東急の相互乗り入れも始まった。乗り入れ区間は日光線南栗橋(その後伊勢崎線久喜へも)とされ、埼玉県でも東急の電車が拝めるようになった。 東武鉄道伊勢崎線松原団地 2006.12.24
写真下段左:
8500系。8637Fは、製造翌年の昭和62年より青帯を巻かれ、”TOQ-BOX”車として運行されている。8500系は平成19年初現在330両が残り、このうち10両編成25本が東武入線が可能、この8637Fも工事を施されている。 東武鉄道伊勢崎線姫宮・東武動物公園 2007.1.8
写真下段右:
5000系。平成14年に登場した。現在までに10両編成10本が投入され、8500系を置き換えている。沿線の混雑に対応すべく、5,8号車に6ドア車を組み込む編成がある。東横線、目黒線にもこれに準じた車両が投入されている。 東武鉄道伊勢崎線姫宮・東武動物公園 2007.1.8


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