東京都交通局

 東京の地下鉄には、東京地下鉄のほかに、東京都が直接運営している東京都交通局もあり、浅草線、三田線、新宿線、大江戸線の4線を所有しています。かつては都内を網の目のようにの目のように張り巡らせていた路面電車も、今は荒川線の1線だけにはなりましたが、これも運行しています。
 浅草線は昭和35年に押上・浅草橋間が開業しましたが、同時に京成電鉄との相互直通運転を開始しました。今でこそ地下鉄が郊外に向かう私鉄及びJRと相互直通運転を行うのは当たり前になっていますが、我が国でのルーツはここ浅草線です。浅草線にはその後、路線の延伸などに伴い、京浜急行線、北総鉄道、芝山鉄道も乗り入れるようになり、かなり賑やかな路線になっています。
 大江戸線は特殊な方法で動いているため、自社線内で完結していますが、三田線は東急目黒線及び埼玉高速鉄道と、新宿線は京王電鉄と相互直通運転を行っています。
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写真左:浅草線5300系。初代の5000系の置換車両として平成3年に登場。都営地下鉄が持つ浅草線用の車両はすべて5300系になっている。写真は三崎口発成田空港行きの特急で、地下鉄乗入列車としては最長距離(141.8km)を走る。  京浜急行電鉄本線金沢文庫 2006.8.15
写真中:浅草線5200系、5300系、大江戸線10-000系、E5000形機関車
浅草線5200系は初代5000系の最終増備車で、ステンレス仕様で登場した。晩年は泉岳寺・西馬込間をひっそりと往復するのみで、他社線内に顔を見せることは少なかった。平成18年11月をもって引退。
写真は馬込検車区の一般公開時のもので、奥には一回り小さい大江戸線の線の車両や、同線の車両を馬込から牽引していくE5000形機関車も見える。2006.10.28


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