泉北高速鉄道

 泉北高速鉄道線は、南海電鉄高野線の中百舌鳥駅から堺市を南西に進み、和泉中央までの14.3kmを結んでいます。泉北高速鉄道というのは社名ではなく、実際は、大阪府都市開発という第3セクターの会社の直営となっています。堺市南西部や和泉市内のニュータウン開発に備えて昭和46年に開業、平成7年に全通しています。
 運行形態としては線内折り返し列車も走るほか、終日に渡り、中百舌鳥駅を介して南海高野線と相互直通運転を行っており、難波まで乗換えなしで行くことが出来るようになっています。朝方の難波行き区間急行は10両で運転されるものもあり、高野線内でも最長編成の列車となっています。
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写真1:3000系。昭和50年にデビューし、基本的な構造は当時業務を委託していた南海電鉄の6200系に準じたものとなっているが、台車は全廃された100系と同種のものであり、初期製造のものは内部鋼体が鋼製になっているといった点などが異なる。貫通扉部分には青帯が貫き、後年、側面にも青のフィルムが貼られた。写真の3556Fは2両編成を作るために中間車が先頭車化されたもので、オリジナルの全面に比べてヘッドライトの配置が異なっている。
南海電鉄南海本線 今宮戎・新今宮間 2007.11.24


写真2:7000系。平成8年に登場した。1990年に登場した5000系から独自色が強くなり、7000系もその流れを受けているが、ブラックフェイスやVVVFインバータの採用など、相互直通している南海の電車よりも斬新的である。塗装も白地に濃淡の青帯が入るものとなり、乗入先でも目立つ存在だ。3000系ともども、2両、4両、6両編成と存在し、旅客流動にきめ細かく対応している。
南海電鉄南海本線 今宮戎・新今宮間 2007.11.24


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