西日本鉄道

 九州地方唯一の大手私鉄である西日本鉄道は福岡県下に106.1kmの路線を有しており、通称「西鉄」として親しまれています。ただ、同社の社内シェアはバス事業が圧倒的で、地元ではバス会社としてのイメージが強くなっています。
 かつてはプロ野球球団(西鉄ライオンズ・・・現在の西武ライオンズ)を持っていたことでも有名です。
 古くは福岡、大牟田、近年までは北九州市内にも路面電車網を展開していましたが、現在の路線網の構成は、天神大牟田線、甘木線、貝塚線の3鉄道線となっています。貝塚線は他2線と独立しており、軌間も他2線が標準軌になっているのに対し、この線だけは狭軌になっています。
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写真(上段左):
3000形。平成17年に登場した西鉄初のステンレス車両である。基本的に2両編成と3両編成からなり、両者をつなげて天神大牟田線の主に急行に使用されている。 天神大牟田線 西鉄二日市・朝倉街道間 2007.5.2
写真(上段右):
7000形。平成13年に登場した。西鉄では初めてブラックフェイスを採り入れ、塗装は従来車と同じながら、イメージを一新した。2両固定編成で、ワンマン対応になっており、どちらかというと閑散線区向けの車両だ。通常は甘木線〜大牟田の普通運用に就いているが、2組つなげて天神口の普通運用に就くこともある。前パンが勇ましい。 天神大牟田線 西鉄二日市・朝倉街道間 2007.5.2
写真(下段左):
6000形。平成5年に登場した。後述する5000形をベースにしているが、4ドア化され、側窓が一段下降窓になっている。屋根のRもマイナーチェンジされた。4連と2連が製造されたが、後者はのちに3連に増強された。 天神大牟田線 西鉄二日市・朝倉街道間 2007.5.2
写真(下段右):
5000形。昭和50年に製造が開始されたが、その製造期間は16年間にも及び、136両製造され、西鉄の最大派閥である。運転室側のみのパノラミックウインドーは全国を探してもおそらくここ西鉄だけでしか見られず、大変ユニークなものである。また、アイスグリーン地にボンレッドの帯が巻かれた塗装は3000形以外の通勤型車両が共通で纏っている塗装であるが、採用はこの5000形からであった。写真は急行運用時の姿だが、ラッシュ時には特急運用にも使用される。 天神大牟田線 西鉄二日市・朝倉街道間 2007.5.2

 


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