南海電鉄
南海電鉄は大阪ミナミの中心地難波から和歌山県方面に路線網を展開しており、現存する民鉄としては最古の会社として知られています。堺、泉佐野を経由して和歌山市へ向かう本線と、橋本を経由して高野山へ向かう高野線をメインルートとし、ほかに短距離の支線が数線あります。平成6年からは関西国際空港にも路線を延ばし、大阪から関空への空港アクセスも担うようになっています。 現在では、先述の関空アクセスのほかに、古くから開発が進んでいた泉州地方、近年になって開発が進むようになった和歌山県北部から堺、大阪への輸送を主目的としていますが、かつては和歌山港から船便で徳島まで渡るルートが四国へのメインルートとなっており、四国への訪問者で賑わった時期もありました。また、昭和60年3月までは、和歌山市から国鉄紀勢本線に乗り入れて、白浜、新宮まで直通する列車が走っていた。 話がそれますが、現在のプロ野球球団、ホークスは、現在はソフトバンクが親会社となっていますが、2代前は、この南海電鉄が所有していました。球団愛称は南海の当時の社紋に由来しているのですが、現在の南海の社紋からは鷹が消えてしまっているのに、リーグ一の人気球団にその面影が残っているのは、何か嬉しい気もしませんか。 ----------------------------------------------------------------------------------------- |