長野電鉄

 長野県下に長野線、屋代線の2線57.6kmを展開する鉄道です。平成14年までは長野線信州中野駅から飯山市の木島までの路線も持っていたほか、さらに歴史をさかのぼると昭和57年までは屋代を介して国鉄から急行「志賀」号も乗り入れており、かつての栄華を物語ります。
 現在は志賀高原への観光輸送よりは長野市近郊の通勤通学輸送の役割が多く、地味な印象がありますが、平成18年12月より、小田急ロマンスカー10000系(長電では1000系)が転籍しました。4両編成と小田急時代に比べると寂しい感は否めませんが、志賀方面への優等列車として活躍を開始し、地元民や観光客の注目を集めています。 
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写真(上段左):
3500系。元営団地下鉄日比谷線用で使用されていたものを長野電鉄が平成5年に譲り受けた。営団時代は8両だったが、長電では2両編成と3両編成に短縮されている。3500系は2両版で、3600系は3両版。 長野線 信州中野・中野松川間 2006.11.25
写真(上段中):
左写真と同じく3500系。前面のアンテナは日比谷線時代の東武乗り入れ用のもの。 長野線 信濃竹原・夜間瀬間 2006.11.25
写真(上段右):
3500系。長電入線時は非冷房であったが、現在走っている車両は冷房装置を搭載され、暑い長野の夏でも快適に移動できる。  長野線 信濃吉田 2006.8.26
写真(下段左):
2000系。昭和32年に登場した長電初の有料特急用車両である。WN駆動、回転式クロスシートといった最先端の機器、設備を備え、当時流行の2枚窓前面を備えたこの車両は、当時の鉄道界にとっても大変センセーショナルな車両であった。4本が製造されたが、1000系の登場で、現在は2本が残るのみである。 長野線 信濃竹原・夜間瀬間 2006.11.25
写真(下段中):
2000系。写真のC編成は平成18年12月付けで廃車されている。長電きっての撮影名所である夜間瀬橋を渡り、湯田中へ向かう。  長野線 信濃竹原・夜間瀬間 2006.11.25
写真(下段中):
2000系。A編成。現在残る2本の2000系は朝夕の停車駅が多いB特急に使用されるほか、1000系の予備がないため、検査入りの日は代走運用に就く。 長野線 信濃吉田 2006.8.26

 

  


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