名古屋鉄道
名古屋鉄道は愛知、岐阜の両県に約445kmの路線網を有する大手私鉄で、「名鉄」の名前で親しまれています。今世紀になって路線の廃止が相次ぎましたが、近鉄、東武に次ぐ規模となっています。愛知電気鉄道、名岐鉄道を中心に多くの会社が合併して中京圏に広大なネットワークを形成するに至りました。 中心となるのは豊橋・名古屋・名鉄岐阜間を結ぶ名古屋本線であり、中部国際空港からの常滑線、犬山線が縦に貫くように延び、それぞれの路線から、沿線の各都市との間を支線で結んでいます。名古屋を中心に据えた運行体系を整えているため、支線から本線に入り、また別の支線に出て行くスジが多く、運行形態がとても複雑なものになっています。早期から一般型車両にも積極的に転換クロスシートを装備するなど、他の大手私鉄に比べてアコモを重視した営業をしていたのも特徴でしたが、近年は輸送量を重視すべく、通勤型電車の増強を進めています。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- |