弘南鉄道

 青森県下、弘南線弘前・黒石間16.8kmと大鰐線大鰐・中央弘前間13.9kmの2路線を展開している鉄道です。平成10年3月まで存在した川部・黒石間の黒石線も含めて、この3路線は、すべて別会社の路線でした。
 現存する両線はそれぞれ別個の路線で接続はありませんが、ともに、弘前市内へのアクセスに便利な路線です。従い、朝夕の通学輸送時にはかなりの賑わいを見せています。昼間は列車間隔があきますが、リンゴ畑の中、コトコトと走る様子は、ローカルムード溢れています。沿線は、季節によって趣を変え、何時訪れても新たな発見があるかもしれません。
 車両は基本的に東急電鉄から譲渡された7000系を改造したものを使用していますが、予備車として元東急6000系や、南海1521形も在籍しています。
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写真:デハ7000形。元東急の電車である。我が国で初のステンレス車両も、VVVF制御化されなかった車両は、地方の私鉄で第2の奉公に勤めている。ここ弘南鉄道には、先陣を切って昭和63年に入線した。ベンチレーターの穴は塞がれ、スノープローが装備されたが、特徴あるディスクブレーキの台車は残されているし、東急時代の姿をよくとどめているといえよう。 石川プール前・石川間 2008.2.9


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