京浜急行電鉄

 京浜急行電鉄は、東京都港区の泉岳寺を起点とし、JR東海道本線に沿って南西方向に進み、横浜からは市内を縦断し、横須賀、三崎と三浦半島方面に路線を展開しています。近年は、蒲田から分かれる空港線の輸送力増強を進め、羽田空港アクセスにも力を入れています。
 京急線は昭和43年より相互直通乗入を開始した都営浅草線、京成電鉄とともに関東では珍しい1435mm軌間を採用しており、それを生かした高速運転がこの鉄道の代名詞になっている感があります。実際はデータイムの(都営線〜)泉岳寺/羽田空港〜三浦半島方面の快特で最高時速120kmでの運転が行われており、迫力があります。
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写真上段左:
800系。昭和53年に登場した普通列車用の車両。当初は窓周りが白く塗られていたが、2000系登場以降はそれが優等列車用の装いになったため、赤地に白線といういでたちに改められた。 立会川 2006.8.25
写真上段右:
600系。平成6年に登場した汎用の優等列車用車両。当時は地方のJR線区ですらロングシート仕様の通勤電車が製造されていたなかで、600系はオールクロスシートであった。写真の606Fは、羽田空港開業8周年を記念して青色に塗装され、赤い電車が集まる中で目立っている。この形式のみ、高砂以東の京成線にも乗り入れる。 立会川 2006.11.10
写真下段左:
(新)1000系。平成14年に登場した汎用の優等列車用車両。老朽化が進んだ旧1000系の置換えを行うため、現在も増備中である。600系とは異なり、クロスシートは車端部のみとなり、ほかはロングシートが配置されているが、600系も同様の座席配置に改められつつある。 金沢文庫 2006.8.15
写真下段右:
1500系。旧1000系置換用として昭和59年に製造が開始された。当初は写真の1501Fをはじめ、戸袋窓がついた鋼製車体で登場したが、同62年製造分よりは現在のように戸袋窓が廃され、鋼製車20両も後に同様に改造されている。置換えは600系を経て、新1000系になり、一部は編成が短縮されているものの、最大勢力を誇っており、全線で活躍する姿が見られる。
後ろに新1000系を従えて大雨の中通勤客を運ぶ。 立会川 2006.8.25


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