福井鉄道

 福井鉄道は越前市の武生新と福井市の田原町、福井駅前とを結ぶ鉄道で、途中には鯖江市も通り、ちょっとした都市間輸送を担っています。
 路線形態としては武生新・田原町間の本線と、途中の市役所前から福井駅前に至る「分岐線」から成っており、「本線」の福井新から市役所前、田原町、福井駅前方面に向かっては道路上を走る「軌道線」になっています。この路線を走る電車は福井市街地を走る際、ステップを下ろして乗降扱いをしていましたが、廃止された名鉄の600V線で使用されていた低床電車を譲り受け、また、「鉄道線」各駅のホーム高さを下げたことで、スムーズな乗り降りが図られるようになりました(ただし、朝ラッシュ時には従来の高床式電車も走ります)。
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写真:モ880形。元名鉄の車両で、昭和55年に同鉄道美濃町線用の車両として登場した。同線は平成17年に廃止されたが、車齢の若いモ880形は10両全車がグループの福井鉄道に転籍となり、装いも赤一色から改め、第2の「人生」を送っている。 福武線家久・上鯖江間 2007.4.30




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